5Gって何?世界のネットワークを支える『次世代通信』

  • 2020.06.13
  • 2020.06.13
  • 経済
5Gって何?世界のネットワークを支える『次世代通信』

 

 

たかやん

うーん。通信速度が遅い・・・

 

 

にゃんこ先生

どれどれ・・・あ、固まっているねw

 

 

たかやん

もっと一瞬でダウンロードできないの!?

 

 

にゃんこ先生

ストレスフリーになりたいなら、5Gを選ぶといいよ!

 

 

2019年にアメリカ・韓国・イギリスなど19か国で始まった5Gの提供は、2020年の3月に日本でもサービスが開始され、大きな反響を呼んでいます。

 

この5Gの登場により世界はまた1歩前進しようとしています。

通信速度が『これ以上速くならなくていい。』という人もいれば、『この通信環境を待っていた!』という人もいるでしょう。

 

この5Gの登場によって我々の生活はどんなふうに変わるのか?

今回は5Gがもたらす世界というテーマで中を覗いてみましょう。

 

 

得られるもの① 5Gとは?

② 5Gの登場で変わる世界

 

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5Gって何?世界のネットワークを支える『次世代通信』

 

 

そもそも5Gとは何なのでしょうか?

 

5Gとは?① 高速大容量
② 高信頼・低遅延通信
③ 多数同時接続

 

を特徴とした、通信規格の5世代目= 『5th Generation』を表しています。

数年前に登場した4Gと比べても、

 

・通信速度 ⇒ 20倍
・遅延のラグ ⇒ 1/10
・同時接続台数 ⇒ 10倍

 

というスペックを誇ります。

4Gはどちらかというとスマホ普及に成果を見せたのに対し、5Gはこれからの社会基盤を構築するあらゆるモノの高速化に期待が寄せられています。

 

 

 

今までの通信技術の進化

 


 

5Gがこれから普及していくということは、今までに1・2・3・4世代までがあったということです。

なので5Gの話を理解するには、通信技術の歴史について軽く知っておく必要があります。

 

参考:移動通信分野の最近の動向-総務省

 

第1世代:1980年代後半

第2世代:1993年~

第3世代:2001年~

第4世代:2015年~

第5世代:2020年~

 

第1世代

初めての通信規格の第1世代では、なんとアナログ式で通信していました。

このころはまだ『通信』に対する認知も薄く、各国ごとに通信方式もばらばらで、サービスも音声のみでした。

 

第2世代

 

1990年代の前半に入ると、メールも通信できるようになりました。

国によって通信方式はバラバラでしたが、通信方式がデジタルに変わり、日本・欧州・北米に通信方式を決めるなど、少しずつまとまりを見せるようになってきました。

 

しかし、通信速度は1秒間に数キロバイトの世界です。

 

第3世代

21世紀に入ると、通信方式の国際標準が定められ、音楽などの通信が可能になりました。

着メロ・着うたがダウンロードできるようになったり、簡単なゲームができるようになったりと、携帯電話も爆発的に普及が進んでいった時期です。

 

第3世代の技術の進歩はすさまじく、登場からの10年の間で速度は384kbpsから100Mbpsまで向上させています。(※ドコモLTE)

 

第4世代

第4世代の『4G』登場はまさに革命的でした。スマホの普及も背景にあり、大容量・高速データ通信が必須の時代となったのです。

結果として、第4世代は第3世代のノウハウをもとに通信速度の向上はもちろんのこと、ゲームやYoutube視聴まで可能にしてしまいました。

 

さらには第3世代の末期2010年ごろには、2時間のDVDをダウンロードするに5分ほどかかっていたのが、30秒まで短縮できるようになったのです。

 

また、目線をずらしてみると無線通信技術も発達し、WiFiの普及も同時に進み、我々の生活の必需品となりました。

通信スピードも最大で、1ギガバイトまで向上しています。

 

第5世代

そしてこれから始まる第5世代『5G』です。

2時間のDVDなら、なんと数秒でダウンロードが終わります。

 

その速さなんと、1秒間に10ギガバイト。

それだけでなく、同時に接続できる台数は100万台/㎢となり、速度の遅延もついに1秒を切り1ミリ秒となりました。

 

つまり、通信のラグはもちろん、同時に多数の人がインターネットに接続しても回線が重くなることがほぼなくなります。

さらには、

 

ここがポイント!4Gよりも通信費が安くなります。

 

というおまけつきです。

 

 

なぜ5Gの技術が必要なのか?

 


 

ここまで聞くと、こういう人が必ず現れます。

 

 

たかやん

これ以上、通信スピード速くならなくてええやろ・・・

 

 

という人です。確かにすでに、使っている回線でも充分な領域まで来ています。

普段使いで、困るという人も少ないと思われます。

 

しかし、5Gの技術を必要としている現場もあるのです。

 

1. IoT技術の普及

2. 医療技術の発達

3. 遠隔地のリアルタイム配信

 

それがこれらの分野です。

 

1. IoT技術の普及

まず、5Gとは切っても切れない存在なのがIoTです。

 

 

『あらゆるモノ』をインターネットでつないでしまおうとしているIoTには、何万台の同時接続に耐えれるだけのスペックと高速データ通信が必要です。

中でも、車の自動運転には必須の技術です。

 

時速100kmで走る車を無人で走らせるには、相当速いデータ通信と同時多発的なインターネット接続が必要になります。

 

2. 医療技術の発達

医療の分野においても、5G技術の導入が期待されています。

 

医師が直接手術する以外にも、機械を使って手術を行うこともあります。

そういったときに必要なのが、ラグをできる限り少ないすることです。

 

少しの動作のズレが即大変なことにつながる。そんな世界だからこそです。

 

3. 遠隔地のリアルタイム配信

大容量のデータを一瞬で届けられるのは5Gの特徴です。

世界の裏側でやっているサッカーの試合などを、ラグがなく最高品質の8Kテレビで見れたら最高ですよね。

 

5Gの導入で、ワールドカップやオリンピックなども自宅にいながら会場の臨場感を楽しめる。そんな世界が待っています。

他にも、とても鮮明な宇宙の映像だったり、一刻を争うようなデータ通信にも期待が高まります。

 

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まとめ

 

 

今回のまとめです。

 

① 5Gはより高速で大容量のデータ通信ができる次世代通信方法

② 5Gの技術により世界の『ありとあらゆるモノ』がリアルタイムでつながる

③ 5GはIoTなどの技術発展にも期待されている

 

WiFiの普及があり、また通信技術の発達もあることで、我々の生活はかなり豊かになっているのは間違いないです。

しかし、さらに環境整備することで、日常でできる幅はもっと広がります。

 

5Gの導入では、コスト削減も期待されています。

4Gの時より安い金額で、大容量・高速データ通信が行える。

 

これからの社会基盤を作っていくのに必要な技術ですね。

では今回はこのあたりであでゆ($・・)/~~~

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