わかりやすく論理的な文章を、ブログで書く方法

わかりやすく論理的な文章を、ブログで書く方法



テックス君

見やすいブログは、書けるようになったぞ!



にゃんこ先生

じゃあ次は、論理的な思考を取り入れよう!



テックス君

うげえ。難しそう・・・



にゃんこ先生

大丈夫!論理的な文章を分かりやすく書く方法を伝えるよ!



前回の記事でブログのアクセス数を増やすなら、『見やすく』・『わかりやすい』記事を書くといいよ!というお話はしました。



今回はそこからさらにパワーアップして、より、読まれやすい文章を作っていく秘訣をお伝えします。
その前に、ここまでのお話のおさらいをしましょう。

まず人間には、2つの思考パターンがある。というお話でした。
それがこちら。



ここがポイント

システム1 脳への負担を減らすために自動的に高速で動く思考。

⇒ 物事を直観的に理解しようとする思考。

システム2 複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくりと動く思考。

⇒ 物事を論理的に理解しようとする思考。



これが2つのシステムであり、今までは『システム1』について話してきました。
これだけでもある程度の流入数は増えますが、さらにパワーアップするために『システム2』という考え方をこれからお伝えします。



得られるもの

① 論理的な文章をより分かりやすく伝える方法



わかりやすく論理的な文章を、ブログで書く方法





まず、論理とは


人と人とを繋ぐ『理解の架け橋』


のことです。

例えば、”わかりやすい”という言葉は、『分かりやすい』という漢字で書くこともできます。
この『分かりやすい』という言葉を別の言い方で表現すると、

『相手と知識を分かち合えるくらいに理解すること』

と言い換えることができます。

そしてこの『分かりやすさ』を実現するために必要なことが、『論理』です。

『論理』とは、ある”主張”を相手に届けるために必要な『理解の架け橋』ことで、この橋がしっかり架かっていないと、相手に言いたいことが伝わりません。

ではこの『理解の架け橋』を築くにはどうしたらいいのでしょうか??
それにはポイントがあります。


ここがポイント

① ”相手がわからない言葉”を使わない

② 相手が”何に対して”疑問を持っているのかを察する

③ 『なぜ?』に対する『理由』を導くための十分な『根拠』をもっている


この3つをクリアすることです。
こちらの”主張”をもとに相手が抱いた『なぜ?』を解消できれば大丈夫なわけです。

自分が相手から説明された時のことを思ったら、納得できるかと思います。


論理的な文章を構成する3つの要素

それらを踏まえて、文章を構成していきます。
その構成が、


『主張(結論)』・『理由』・『根拠』


この3つです。

誰かに主張を通したい時は、『理由』と『根拠』が必要です。
そして、それらの『理由』と『根拠』の数が多いほど、主張は通りやすくなります。

何かを手に入れたいときには、欲しい理由があって、それを買うことによるメリットがあるから、『欲しい』と主張するわけです。


『根拠』⇒『理由』⇒『主張』(結論)


主張を支えるのは、理由。
そして、理由を支えるのは根拠だということを覚えておきましょう。


相手の反論に先回りしておく

しかし主張がハッキリしていても、『反論』が来ることがあります。
むしろ、『反論』が来ない主張はないと言っても過言ではありません。

そこでおススメなのが、先に反論を打ち破るだけの答えを用意しておくことです。
相手も納得するような答えを用意できれば、自分の主張を押し通すこともなくなります。

ただ、相手からの『反論』はみんなが抱える不安要素でもあるので、ほいそれと意見をぶつけずに考えるべき点でもあることを覚えておきましょう。


ワンランク上の論理的な文章に必要なものは?

さきほど相手の反論を予想し、それに対する答えを持っておくことが大切だとお伝えしました。

プラスして『反論』に対しての『反論』を準備しておくことで、『この文章の書き手はしっかり考えて意見を述べている』と読み手に感じさせることができます。

『反論に対しての反論』は、以下2つに気をつけると良いです。


ここがポイント

・主観的な意見とは別に客観的な意見を用意する

・『根拠』に使うデータは信頼できる所から引用する



セルフディスカッションとセルフディベートを行う





論理的な文章を書く際におススメなのが『セルフディスカッション』と『セルフディベート』です。

自分が読み手の立場に立ち、自分の主張に対して『なぜ?』をぶつけたり、反論をぶつけたりします。

自由に自分の頭の中で議論を交わし、より分かりやすい文章にします。

この時に5W1Hを意識してみるといいでしょう。


英語意味
Whenいつ?
Whereどこで?
Whoだれが?
Whyなぜ?
What何を?
Howどのように?
How manyどのくらい?
How muchいくら?



ちなみにセルフディスカッションを行う際は、テキストファイルに書き込んでもいいですし、マインドマップに書き込んでもいいと思います。

マインドマップであれば、サクサク書けて訂正も容易にでき、全体の構造も把握できるのでおススメです。


セルフディスカッション、セルフディベートをそのまま記事にしない

『セルフディスカッション』や『セルフディベート』を行うと、論理的な文章を書いたような気になり、そのまま載せたいと思えてきます。

しかしそれでは無駄な表現も多く、読みにくい文章になってしまいます。
結果、記事を読んでもらうことは難しいです。


ではどうするか?


セルフディスカッションやセルフディベートの会話を、全て1人称に換えます。
こうしてできた文章は、とても分かりやすくなっているはずです。

なぜなら、その記事の読み手の疑問・質問点を先回りして解決する準備が整っているからです。
セルフディスカッションをすることで、文章の中に客観的な視点を取り入れることができるようになります。


Webの文章は『結論』⇒『理由』の順を徹底する

Webに載せる文章を書くのに重要なことは、最初に『結論』を述べてから『理由』に入ることです。

なぜなら、自分のブログページを見に来る人は、自分の悩みを解決したいと思ってくる人が大半を占めるからです。
なので、先にこのブログで得られるものを提示しておかないと、記事を読む前に離脱します。

検索エンジンからの流入の場合、その行動が顕著に現れるので注意しましょう。
これも、検索意図を組むという人間心理に基づくサイト制作方法です。



主語や修飾語の位置関係に注意する





論理的な文章を書くためには、文章内の『言葉の関係性』をわかりやすくすることも大切です。
主語・修飾語を使う場合は、特に位置関係に注意が必要です。


主語と述語はできるだけ近くに置く

主語と述語の間に言葉が多く入るほど、2つの関係性はわかりにくくなります。
主語と述語の距離はできる限り近づけましょう。


★悪い例

僕は、夏休みの間の7月25日から1週間、ハワイへ旅行にいく。

★良い例

夏休みの間の7月25日から1週間、僕はハワイへ旅行に行く。


修飾語は被修飾語の近くに置く

修飾語も、どの言葉を補っているのかがわかるように、修飾語と被修飾語の距離をできる限り近づけましょう。


★悪い例

おなか一杯、お母さんが作った料理を食べた。

★良い例

お母さんが作った料理をおなか一杯、食べた。


修飾語が複数ある場合は、短い修飾語を被修飾語の近くに置く

長い修飾語は『前』に、短い修飾語は『後ろ』に置きます。
短い修飾語は、長い修飾語に比べて存在感が弱いので、被修飾語の近くに置いて、被修飾語との関係性をわかりやすくします。


★悪い例

黄金の、勝者にふさわしいチャンピオンベルトである。

★良い例

勝者にふさわしい、黄金のチャンピオンベルトである。



文章の推敲を行う





ここまで来たら、文章を何度も読み返して、仕上げ作業をしていきます。
『システム1』『システム2』どちらにも配慮された文章かをチェックします。

この作業を『推敲』といいます。
推敲する時は、以下3つのポイントを意識すると良いでしょう。


ここがポイント

① 複数の端末でチェックする(PC・スマホ・タブレット)

② 紙に印刷してチェックする

③ 声に出し、演じて読んでみて、協調や行間が適切かどうかをチェックする



推敲後に文章を追記する場合は、追記した後に、記事の最初から何回か読み直すようにするといいです。

理由としては、追記した文章と、もともと書かれていた文章の相性をチェックするためです。
どうしても、先に書いた文章と後から追加した文章ではリズムに違和感があります。

その違和感を何度か読み直すことで解消しましょう。



まとめ





今回は『見やすく』・『わかりやすく』したブログを、さらに、パワーアップさせる方法をお伝えしました。
『システム1』『システム2』両方のアプローチができたら、SEO的にもよりパワーアップしたブログになります。

その方法とは、

理論的な説明を、かみ砕いてわかりやすく伝えること。


どれだけいい文章を書こうとしても、見てもらえなければ意味がありません。
文章構成や、ちょっとした気遣いで、より分かりやすい文章を目指してみてはどうでしょうか??

今回ご紹介した方法をいくつか試してみて、自分に合った方法を選んでもらえたらと思います!


ではでは今日はこのあたりでアデユー(-ω-)/

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