やっぱり就職って大学出てないと不利だよね。
実は最近、そうでもないんだ。
え、そうなの?
いろんな企業が高校卒業生の獲得に乗り出してきているよ!
今までの常識だと、高校生よりも専門学生や大学生の方が就職面で有利に働くと考えるのが普通でした。
しかしその常識が今、少しずつ変わってきています。
もしかすると、遠くない未来に高校でて就職するという方が増えるかもしれません。
ということで、今回は少しずつ変わりつつある就活の実態を紐解いていきます。
今回は厚生労働省から出されている労働経済動向調査(平成30年2月)の概況/厚生労働省を参考に記事を作成しています。
得られるもの① 現在の就活の実態
② 今後就活で必要な力
時代は高校生?高校生求人が結構熱い件
実際に今、高卒採用に力を入れている企業が徐々に増えてきているという事実があります。
労働経済動向調査(平成30年2月)の概況/厚生労働省のデータを見ていくと、大卒よりも高卒の方が就職の水準が高く保たれているのがわかります。
しかしそれだけではなく、高卒で就ける仕事の幅がどんどん増えているのです。
・ CAD
・ SE
・ ライター
など、少し前までは考えられなかった仕事にも就けるようになってきています。
高卒採用の重要が伸びてきているにはちゃんとした理由があります。
・大学生よりも4年早く就活できる
・素直さ
などが挙げられます。やはり一番大きいのは、いち早く人材確保ができる所です。
机の上や実習で得るものと、実際に働くことはどうしても大きな違いが生まれます。
それを大卒よりも、最短で4年早く現場に動員できることは企業側にもメリットになります
また、若いゆえの素直さも取り上げることができます。
素直に物事を吸収できる力は何事にも代えがたい力です。
高卒のデメリット
しかしメリットがあることはデメリットもあるということ。
高卒採用のデメリットもあります。
デメリット① 考える力は大卒の方がある
② 仕事に関する考え方の違いが大きい
やはり物事を考える力は大卒の方があると言えます。
また仕事に関しての考え方の違いも大きいです。
年齢的な所もありますが、それ以外にも今の就活ルールが原因になっていたりもします。
インターンシップが採用の場!?変化する日本の就活事情【就活生必見】
とは言っても高卒採用が伸びていることは事実であり、大学生の就職率よりも高く今後も伸びていくことが予想されます。
高卒採用のルール
上でも少し触れましたが、高校生の就活ルールの影響があまりよろしくない方向へ広がってるいくことがあります。
ということで、現在の高校生の就活ルールを少し覗いてみましょう。
高校生の就活実態① 就活スケジュールが過密
② 1人1社制
③ 内定辞退禁止
① 就活スケジュールが過密
まず初めに目につくのが相当過密な就活スケジュールです。大学生や専門学生よりも過密です。
高校生の就活は、毎年7月1日の企業が学校に応募求人を提出するところからスタートします。
そこから夏休み期間を使って、学生側は企業見学を行い、9月入ってすぐに応募書類を学生側は提出。
そして、9月半ばから順次選考と内定が決まっていきます。
これは大学生よりもかなりハードです。
理由としては大学生・専門学生と比べて、就職に関して考える時間をあまり与えられないまま就活がスタートするので、なんとなくの見切り発車で就活がスタートするケースが多々あるからです。
あまり情報がない中で、就活しないといけません。
② 1人1社制
また高校生の場合、就活開始時点(9月5日~10月1日)の応募は原則一人1社しかできません。(10月1日以降は併願可能)
夏休みに限られた時間の中で行うことも影響して、企業見学も1人2~3社で終えることが多いです。
これによって何が起こるかと言うと・・・
というもったいない事態が頻発しています。
しかしこれにもちゃんとした背景があるのです。
高校生がまず務めることは『勉学』であり、授業のカリキュラムが自分で組めないこともあって、負担を減らすための泣く泣くのルールとなっています。
③ 内定辞退禁止
基本的に高校生の就職は学校を通しての就活からがメインになります。
そのため選考が通り内定をもらったら、原則『内定辞退』はできません。
これは学生側にもストレスがかかる状況であり、他の選考が進んでいても他の会社を辞退して受かった会社に行かないといけません。
最近は少しずつ改善の動きもありますが、『実はこっちに行きたかったのに・・・』という状況が起こりうるということです。
高校生用の就活イベントがある!?
しかし今の高校生の就活状況を『打破しよう!』とする動きもあります。
例えば、高校生の就活いうと、簡単な企業説明と要項がのった紙が来るだけでしたが、大学や専門学校と同様に合同企業説明会が行われるようになってきました。
紙面だけではわからない情報を、実際に企業の方と話しながら確認できる場所の整備が着々と進んでいます。
実際に企業は優秀な人材の確保に乗り出している
なぜ、合同企業説明が行われるようになってきたか?というと企業側も優秀な人財の確保に乗り出してきているということです。
① 終身雇用が約束できないから
② 今までの常識が通用しなくなってきている
大きく分けてこの2つが理由に挙げられます。
今までの常識が通用しなくなってきているため、より新しい方法を企業も探しています。
これは、高校のみならず、大学や専門学校にも同じことが言えます。
今まではどちらかというと、就活生が企業に採用してもらっている時代でした。しかし今後は企業側から就活生に交渉が来る時代になります。
企業を就活生が選ぶ?
これはどういうことかというと、就活も野球のドラフトに似た感じになっていくということです。
今までの常識だと学校の卒業が近づいてくると、自分たちで企業側に面接などを通じて自分をアピールしていくのが当たり前でした。
しかしその常識も崩れていき、最近ではSNSなどから逆に企業側から
『ぜひ、うちで働いてほしい!』
と、言われるケースが増えてきています。
今はまだレアなケースですが、既にこういうことがあるということは頭に入れておいても損はありません。
となると、さらに自分というものをより深く知っておき、相手にアピールしておく必要がでてきます。
自分の強みと弱みを把握したらめちゃ強いという話【役割分担最強説】
逆にできないと、今後は取り残されていく時代が遅かれ早かれやってきます。
これは高校生や大学生に限らず、既に今働いている社会人の方々にも同じことが言えます。
でもこれはチャンスでもあります!
自分を相手にしっかりアピールできれば、思いもよらぬところに転職・就職できたり、自分でフリーランスとして活躍できるということです。
一度、自分を見つめ直してみてもいいかもしれません。
まとめ
現在、日本の環境は変革期に入ってきています。
遠くない未来に『大卒だからすごい。』という事態は無くなっていくでしょう。
どこを卒業していても優秀な人財というのは、ごろごろいます。
これからは自分を売っていく時代に変わり、企業の方から来てほしいという声がかかるようになってきます。
早めに情報を知って動いてみてもいいかもしれませんね!
ではでは今回はこの辺りであでゆー(*‘ω‘ *)